中国の危ない食品―中国食品安全現状調査

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中国の危ない食品―中国食品安全現状調査中国の危ない食品―中国食品安全現状調査
(2007/09/29)
周勍
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商品の説明
中国食品が世界の食卓を脅かしている。だが、国内の食品汚染はもっと深刻だ。
ホルモン剤を添加した養殖水産物が原因で性早熟児があらわれた。喘息治療薬で赤身化したブタ肉による中毒事件の多発。発癌性のある合成染料で卵の黄身を鮮やかにする。
下水のゴミ油を加工して屋台の食用油や安いサラダ油に。
農地には水銀がしみ込み、水道管の八割に鉛塩が使われている。不衛生、利益優先・安全無視。
いったい中国では何を食べたらいいのか。4年にわたり、食品の安全問題を取材してきた中国人ジャーナリストが、恐るべき実態とその社会的背景に鋭く迫り、2006年度のドイツ「ユリシーズ国際ルポルタージュ文学賞」佳作となった衝撃の報告。
日本はこれらの汚染食品を水際で食い止められるのだろうか――。

カスタマーレビュー

読者口コミ評価・感想 「食」を通じてわかる、「中国」と「中国人」
某紙で、著者のインタビューを見て読んでみましたが、勇気ある発言と言っていいんではないでしょうか。

ちょっと前に騒がれた「段ボール肉まん」事件もやらせではない、事実だと言い切ってます。
彼のあげる根拠にも説得力があります。日本でも事実だろうと言っていた人は結構いましたが、
中国人が外国で、(「捏造」として記者を処罰した)中国当局の見解を真っ向否定するわけです。
しかも党大会中という最悪のタイミングで……。それは並大抵のことではないでしょう。

本書は基本的には、「食」という生き死ににも関わるさまざまな事象から、
いくところまでいってしまった感もある中国人の精神構造を明らかにしようという「ルポルタージュ文学」。
その意味でも相当な読み応えのある一冊でした。
出てくる事例は、廃油を再生した食用油とか、本当に気分が悪くなるほどひどいものもありますが、
著者独特の皮肉のきいた文体で一気に読ませます。良書だと思います。

読者口コミ評価・感想極貧農民9億人を抱える中国なら十分考えられること
最近の中国の経済状況は、活況を呈していますが、実際に恩恵を受けているのは13億人のうち、100万〜1000万人程度とされています。国民の大部分はまだ貧困にあえいでいます。衣食足りて礼節を知るといいますが、モラルの低さはどうしようもありません。
お金になるとなれば、平気でこのような危険なことをやっているのが現状です。
怖いのはmaid in Chinaが、必ずしも特定できず、日本にも入ってくることです。

なによりも、彼らはこのような危険物を入れることに対して、罪悪感はないことでしょう。
無知故のものをありますが、知っていてもお金になるうちは、やり続けるでしょう。
水銀などの重金属は少しずつ人体に蓄積されますから、直ぐには分かりません。ホルモン剤の影響は何時出るかなんて分かりません。私たちにできることは、意識して避ける以外方法はないのです。
ひょっとしたら、国ぐるみでやっているかもしれません。中国は恐ろしい国です。

読者口コミ評価・感想他山の石として
科学的に間違いと思われる点を指摘する重箱の隅をつつくようなレビューが散見されますが、この本の本質はそんなところにはないと思います(勿論、間違いはないに越したことはないので、その分は本の価値が下がるのも事実ではありますが)。

この本の最大の指摘は、「中国で食品の偽装に手を染めている人は、全く罪悪感を持っていない」という点にあると思います。偽装は何度でも繰り返され、ある地域で食品偽装に対する規制が厳しくなれば、他の地域に移って偽装食品の製造を再開するという指摘に対しては、さすが国土が広大な中国ならではの偽装スケールと、変な意味で感心してしまう程です。
しかも、偽装のスケールが、「賞味期限を偽る」とか「良く似た食品を探してきて高級食材と偽って出す」という日本のセコい手口とは根本的に異なり、量を水増ししたり、色を付けて見た目を良くするためには、人体に有害だろうが何だろうが徹底的にやるという点には恐ろしさを覚えずにはいられません。

この問題の根本的な改善は、本当に中国政府が自国製食品の安全性を高めるという姿勢を内外に打ち出し、徹底的な取り締まりを始めることなしには決して期待できず、またそれは、中国内で拡大する一方の貧富格差(安全性に難があっても安価な製品を求める層が拡大していること)に鑑みれば、とても現実的とは言えないと痛感しました。願わくば、この本の存在が単なる感情的な中国製食品叩き(=中国製品不買)の一助となるのではなく、現在日本で頻発している食品偽装まで含めた「食の安全」に対する根本的な意識改革の嚆矢となることを期待して止みません。

読者口コミ評価・感想中国だけなんだろうか、、、
せんだっての日本における食品の賞味期間、ならびににたような魚をつかった寿司ねた、日本も危ない度合いはけして少なくない。
しかし、読んでいると現状を超えて政治に矛先をむかわせなくてはならない。
そこのへんがより深くまとめられ、それにより国民レベルで各国の安全へと広げてゆくと成果があらわけるのではないか。しっかりと調査されている部分が多いのでぜひ一読推薦いたします。

読者口コミ評価・感想ホルモンは微量でも人体に影響しますよ
ホルモンは微量であっても人体に影響を及ぼしうるものであり、間接摂取であれ直接摂取であれ体内に入ればなんらかの異常が起こっても不思議はないでしょう。
著者は天安門事件に連座して投獄された経験のある民主運動家。序文にも元々毒物や食の専門家ではないとあります。細かいところで揚げ足をとっても仕方ありません。この本にいくらかの間違いが含まれるにせよ、これが中国の食の安全に関する議論・世論を喚起する事につながればよいのではないでしょうか。


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